“大人”の貫禄、近藤のネットプレー鮮やか! ニッケ全日本テニス選手権84th

2009年 11月 10日

“大人”の貫禄、近藤のネットプレー鮮やか!
近藤大生選手
11月10日 第1コート第2試合 男子シングルス2回戦
  • 近藤大生(アイシン精機)
  1. 6-3
  2. 6-4
  • 江原弘泰(Fテニス)
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全日本ジュニア優勝者に本戦ワイルドカードが出るようになって久しい。高校時代の99年、00年にワイルドカードでこの大会に出場、2年連続準々決勝まで進んだ近藤だが、全日本での成績はその2回が最高。今シーズンはフューチャーズ初優勝を果たしており、全日本にも期するものがあっただろう。江原にしても、昨年はジュニア覇者の守屋宏紀(現在北日本物産)が準決勝に進出しているだけに、「自分も」と思ったに違いない。コートサイドには、その守屋、関口周一(クリエイトTA FTC)ら同世代のライバル達も顔をそろえた。

屈指のダブルスプレーヤーでもある近藤は、積極的にネットを取る。江原のフォア強打をすかしつつ、ワンチャンスを逃さない。最初のブレークこそ江原に許したが、ワイドに振ってアングルに決めるネットプレーでたちまちブレークバック。配球の流れを読んだネットプレーには大人の貫禄を感じる。「なんでだよ!」。ふかした球を目で追い、江原は天を仰いだ。第1セットは3度のサービスブレークで近藤の6ー3。


近藤大生選手

第2セットも先にブレークしたのは江原だった。臆せずネットを取り「バモス!」と吠えたかと思えば、クロスに偏りがちだったパスをストレートに配給するなど、ジュニア・トップのレベルを示した。しかしデュースの連続でもつれたゲームになった時、「この一本」を取りきる力は近藤に一日の長がある。江原の目標「ベスト8」は、露と消えた。

「長いラリーになると相手のペースになってしまい、ほしいと思ったポイントを取らせてもらえなかった」と江原。それでも「全く通用しなかったわけじゃないので、磨くべき技術を磨いて挑戦していきたい」と前を向いた。近藤は「ジュニアの選手は、あっという間に強くなるので気をひきしめて臨んだ。ほぼ想定どおりにできたと思う」と余裕の表情で試合を振り返った。

小島宣明

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