3連覇を目指す岩渕/松井組が完璧なスタート ニッケ全日本テニス選手権84th

2008年 11月 8日

3連覇を目指す岩渕/松井組が完璧なスタート
岩渕と松井のペア
11月7日 センターコート第3試合 男子ダブルス1回戦
  • 岩渕聡(ルネサンス)
    松井俊英(ソニー)
  1. 6-0
  2. 6-2
  • 佐藤博康(コサナ)
    杉田祐一(三菱電機)
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岩渕と松井のペアは5年目に入り、この全日本は過去3勝で2連覇中。今大会も優勝が期待されている。1回戦の相手はダブルスで実績のある佐藤と、期待の若手である杉田のコンビ。国内のフューチャーズで2度ベスト4を記録する強敵だ。

しかし、意外にも試合は一方的となった。「1回戦にしてはタフな相手だったので、逆に気を引き締められた。いい試合ができた」と岩渕。その言葉通り、試合はほとんど岩渕/松井のワンサイドマッチで、許したブレークポイントは3回だけ。それもサービスエースであっさりとしのいで見せ、ピンチらしいピンチはほとんどなかった。ほぼ完璧な内容だった。

岩渕/松井組は、強気で前向きなプレーが身上の松井を岩渕がフォローするケースが多いが、松井が突いて岩渕が決めるパターンだけでなく、松井が前でプレッシャーをかけてスペースを作り、岩渕が後ろから崩す形もある。硬軟自在な両者のダブルスには隙が少なく、攻守の切り替えも早い。岩渕/松井が優勝すれば、同一ペアとしては1974~76年の坂井利郎/平井健一以来の3連覇となり、通算4度目の優勝は、ペアとしては歴代最多となる(岩渕のダブルス通算7勝はすでに歴代最多)。

岩渕は今大会が最後の舞台。だが、岩渕はもちろん、パートナーの松井にも変な緊張感はないという。「最後の試合が終わるまでは、なるべく考えないようにしてます。いろんな気持ちは終わった後で出せばいい。気持ちで空回りしないようにしたい」と松井は言う。「自分はとにかくリターンとサービスを入れて、岩渕さんにボレーを決めてもらう。そういう感じです」。

岩渕もいい意味でリラックスしている。楽天ジャパンオープンでは調子が悪かったというサービスも再調整。この日はピンチでサービスエース連発するなど、きっちりと合わせてきた。「トシ(松井)とのペアも熟成が進んできて、息も合う。今はいいダブルスを見せることだけを考えて、結果として優勝できれば言うことはないと思っている」と静かに闘志をみなぎらせている。

浅岡隆太

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