2008年 11月 9日
全日本選手権出場は03年以来5年ぶりとなる不田涼子(フリー)が1番コート第2試合に登場。黒田祐加(フリー)と対戦した。「降雨中断があったが、1ポイント1ポイントに集中してプレーするように心掛けた」という不田は、リズムを崩すことなく終始、黒田を圧倒。ストレート勝ちで順当に2回戦に進出した。
第1セットは第5ゲームまで両選手ともサービスキープが続く。試合が動いたのは第6ゲーム。黒田の浅くなったストロークに対して躊躇なく攻撃に出た不田がブレーク。これで試合の主導権を握った不田は、第8ゲームも相手のサーブを破り、このセットを6−2で先取する。第2セットも不田のペースは変わらない。第5ゲーム終了後に降り出した雨により4時間強の中断を強いられたものの「仮眠を取ったり、体を動かしたりしてリラックスしていたので特にストレスは感じなかった」という不田は再開後の2ゲームを連取。このセットも6−2で奪い勝利した。
「私にとって全日本選手権は優勝しないと意味のない大会。勝つためにここに来ているし、勝つ自信もある」と不田。「復帰後、右ヒザの状態も万全だし、プレッシャーもない。あとはコートに入って自分のプレーを思いっきりするだけ」とプレーできることへの喜びを語ってくれた。
2回戦の相手は第9シードの瀬間詠里花(ピーチ・ジョン)。「彼女とは私が小学6年生のころから対戦していないので、コートに入ってみないとどういう展開になるか分からない。気持ちだけは負けないようにしたい。失うものはないので挑戦者の気持ちでぶつかっていく」。力強く抱負を語った不田の言葉から、この大会への並々ならぬ思いが感じられた。
成瀬 悦朗