2008年 11月 9日

昨年の大会は主催者推薦で出場した奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)が、前回と同じ初日1番コートの第1試合に登場。「去年は一杯いっぱいだったけど、今年は普段通りの気持ちで入れている」と、早稲田大学3年の川村美夏を相手に、落ち着いたプレーぶりで勝ち上がった。
第1セットはいきなり4ゲームを連取する快調な立ち上がり。ただ、ここから「簡単な試合ほどミスが増えてくる」と言う奈良の悪い癖が出た。第5ゲームの自分のサーブでは、15−0からフォア、バックがともにラインを割り、最後はダブルフォールトと4ポイント連続で失ってサービスダウン。相手サーブをブレークして始まった第2セットも、第2ゲームで4連続のミスで再びサービスを落としてしまった。
それでも、ここから5ゲームを連取できるのが今年の奈良。終盤ではフォア、バックできれいなウイナーも奪って、試合時間は1時間8分の快勝。「初戦を緊張することなく、1ポイントに集中できた。6−1、6−1で締めることができたので悪くない」。自分でも納得の2年連続の初戦突破だった。
2回戦で第4シードの波形純理(北日本物産)と対戦する。昨年、準々決勝で立ちふさがり、4強入りを阻んだ相手。「この1年成長したことを、試合に出したい」と奈良は言う。先月末、2万5000ドル浜名湖国際女子で優勝。2回戦では波形と当たり、雪辱を果たしている。「砂入り人工芝だったが自分のプレーを出せた。今度は私の好きなハードコート。厳しい相手だけど、勝利をもぎ取れたらいい」。奈良にとって、自分の成長を確かめるために格好の相手になる。
谷 祐一