ニッケ全日本テニス選手権83rdは大盛況のうちに終了いたしました。応援ありがとうございました。
ついに今年も本日より、有明テニスの森にて「ニッケ全日本テニス選手権83rd」の予選ラウンドが開始されます。5日は、10時より女子シングルス予選A(1回戦)・予選C(1・2回戦)が行われます。
試合スケジュール(オーダーオブプレイ/OOP)は、こちら。組み合わせ(ドロー/DRAW)はこちらから。またはどちらも「試合・結果」からご覧になれます。印刷して会場へ乗り込みましょう!予選観戦は無料。日本一を目指して全国から集まった選手を応援しよう!
※9日から16日の本戦には観戦チケットが必要です。一般席チケットは「一般席チケットプレゼント」から日にちを指定してダウンロードしていただけます。14日(金)〜16日(日)の特別席(コートサイドシート・VIPシート)につきましては、「チケット情報」をご覧ください。
ニッケ全日本テニス選手権8rdにて錦織圭、伊達公子のフットワークをあなたのものに!完璧なフィットをもたらすテニスシューズ「mi Adidas」の特別受注受付を行います。
| 予約受付期間 | 11月1日(土)〜11月8日(土) ※定員になり次第予約は終了いたします |
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29日、出場選手の記者発表が行われ、昨年優勝の中村藍子、ベスト4の藤原里華が出席しました。昨年優勝の鈴木貴男も出場、16年ぶりに参加するクルム伊達公子も注目されます。
ニッケ全日本テニス選手権83rdの出場予定選手が発表されました。
「出場予定選手」にて選手プロフィールをご覧になれます。
「選考結果」はこちら。
「イベント情報」に情報を追加いたしました。今年もテニスを楽しめるイベントをご用意しております。テニススクールなど、あらかじめ申込みの必要なイベントについての情報も掲載いたしましたので、締め切り日などをご確認ください。
特別席(VIP席、コートサイドシート)につきましては、委託プレイガイド等にてお買い求めください。
11月9日から本戦が開始する「ニッケ全日本テニス選手権83rd」の一般席チケット(ダウンロード)のプレゼントを開始いたしました。一般席チケットをご希望の方は、まず、本サイトのページ左の「チケットダウンロード」もしくは、[チケット情報]のページから、プレゼント申込みページを表示してください。そのページのアンケートにお答えいただくと、ご希望日の一般席のチケットをプレゼントいたします。詳細は、プレゼント申込みページをごらんください。
※ 尚、ご希望日の一般チケットご用意数に達した時点で、その日のチケットプレゼントを終了いたします。また、全日程分のチケットのプレゼントが予定数に達した時点でプレゼントを終了させていただきます。
現時点までの地域予選会、都道府県予選会の結果ドローを「全日本への道」に掲載いたしました。
「ニッケ全日本テニス選手権83rd」の大会要項・スケジュール、シングルス/ダブルス申込書(PDF2ページ)、宿泊申込書等を掲載いたしました。
昨年同様、センターコートはダブルスで幕を開ける。ダブルスサンデーと銘打たれた初日のセンターコートには、男女ダブルス、混合ダブルスの上位シードが続々登場する。
第1試合は亜細亜大学の先輩後輩ペア、篠川智大(亜細亜大学)/比嘉明人(テニスユニバース)が井藤祐一(旅ポケドットコム)/茶圓鉄也(ミキプルーン)と対戦。第2試合は昨年の覇者で第1シードの岩渕聡(ルネサンス)/松井俊英(ミキプルーン)が、坂野俊(筑波大学大学院)/山田博隆(フリー)の挑戦を受ける。岩渕/松井は連覇に向けて好スタートを切りたいところだ。
男子シングルスの第1シードは添田豪(ミキプルーン)。今季はチャレンジャー3大会に優勝。世界ランキングは100位を切る勢いだが、まだ全日本のタイトルを手にしていない。この舞台でワールドクラスの実力を証明してほしいところだ。20歳の新鋭、第4シードの伊藤竜馬(ミキプルーン)も初優勝を狙う。今季はフューチャーズ4大会に優勝している。この全日本を世界に飛び出すステップボードにしてほしい。
曇り空の有明テニスの森公園で第83回全日本選手権が幕を開けた。昼過ぎから断続的に雨が降り、消化できなかった一部の試合は明日以降に順延となった。センターコートでは「ダブルスサンデー」と銘打ち、男女、混合のダブルスを行った。シングルスで1回戦免除のシード選手が初日からダブルスで登場するとあって、会場には4500人を超えるファンが詰めかけた。
女子シングルスでは16歳の奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)、5年ぶり出場の不田涼子(フリー)、宮村美紀(ミヤムラテニスセンター)との先輩後輩対決を制した早稲田大学の青山修子らが2回戦に進出。女子ダブルスでは、クルム伊達公子(エステティックTBC)、藤原里華(北日本物産)ペアが、土居美咲(TEAM自由が丘)、奈良くるみの高校生ペアを破り、1回戦を突破した。
昨年の大会は主催者推薦で出場した奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)が、前回と同じ初日1番コートの第1試合に登場。「去年は一杯いっぱいだったけど、今年は普段通りの気持ちで入れている」と、早稲田大学3年の川村美夏を相手に、落ち着いたプレーぶりで勝ち上がった。
第1セットはいきなり4ゲームを連取する快調な立ち上がり。ただ、ここから「簡単な試合ほどミスが増えてくる」と言う奈良の悪い癖が出た。第5ゲームの自分のサーブでは、15−0からフォア、バックがともにラインを割り、最後はダブルフォールトと4ポイント連続で失ってサービスダウン。相手サーブをブレークして始まった第2セットも、第2ゲームで4連続のミスで再びサービスを落としてしまった。
全日本選手権出場は03年以来5年ぶりとなる不田涼子(フリー)が1番コート第2試合に登場。黒田祐加(フリー)と対戦した。「降雨中断があったが、1ポイント1ポイントに集中してプレーするように心掛けた」という不田は、リズムを崩すことなく終始、黒田を圧倒。ストレート勝ちで順当に2回戦に進出した。
第1セットは第5ゲームまで両選手ともサービスキープが続く。試合が動いたのは第6ゲーム。黒田の浅くなったストロークに対して躊躇なく攻撃に出た不田がブレーク。これで試合の主導権を握った不田は、第8ゲームも相手のサーブを破り、このセットを6−2で先取する。第2セットも不田のペースは変わらない。第5ゲーム終了後に降り出した雨により4時間強の中断を強いられたものの「仮眠を取ったり、体を動かしたりしてリラックスしていたので特にストレスは感じなかった」という不田は再開後の2ゲームを連取。このセットも6−2で奪い勝利した。
先週の東京有明国際女子オープンで優勝しているクルム伊達公子(エステティックTBC)、藤原里華(北日本物産)ペア。1セットも失うことなく優勝した勢いを全日本にも持ち込んだ。息の合ったプレーを披露して、昨年のウィンブルドンジュニア準優勝という土居美咲(TEAM自由が丘)、奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)の高校2年生ペアを簡単に退けた。
女子シングルスで12年ぶりの大会連覇を狙う第1シードの中村藍子(ニッケ)がセンターコート第2試合に登場する。2回戦の対戦相手は、予選を勝ち上がり、1回戦をフルセットの末に突破した田中優季(早稲田大学)。愛知・椙山女学園高では2005年の高校総体ダブルスに優勝、昨年の総体はシングルスで4強に進んでいる。今季の中村は思うような成績があがらず、世界ランキングは164位と大きく落ち込んでいる。中村にとってここ4年で3度決勝に進んでいる全日本は、浮上のきっかけをつかみたい大会でもある。
天候も回復し、予定通り試合が消化された大会2日目。ワイルドカードで出場の18歳、守屋宏紀(荏原SSC)は五藤健介(ラスタットテニスクラブ)に、同じく17歳の江原弘泰(Fテニス)は佐藤博康(フリー)に、それぞれストレートで勝利し、2回戦に駒を進めた。シード選手が登場した女子シングルス2回戦では、第1シードの中村藍子(ニッケ)、第7シードのクルム伊達公子(エステティックTBC)が順当な勝利で3回戦進出を果たしたが、第4シードの波形純理(北日本物産)は16歳の奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)に敗れ、姿を消した。
「いつも通りの初戦。60〜70点かな」。1時間27分の試合で2回戦を突破した第1シードの中村藍子(ニッケ)が、連覇を狙う大会の初戦を自己採点した。「いい時と比べて、ボールを落とし過ぎている」「上にいけばもっと積極的にプレーしないといけない」。反省点を挙げるのも、勝ち上がっていった先の試合を考えればこそだ。
現役復帰を表明した際、「目標は全日本選手権」と語っていたクルム伊達公子(エステティックTBC)が登場したセンターコート第3試合。加藤茉弥(フリー)との初戦は、格の違いを見せつけたクルム伊達が磐石の試合を展開。19歳の挑戦者を6−2、6−0、68分で退けた。
今大会のワイルドカードは3枚、そのうち2枚は全日本学生、全日本ジュニアの優勝者に与えられた。残る1枚で本戦出場を果たした17歳が江原弘泰(Fテニス)だ。昨年は秀明英光高校1年生にしてインターハイ・ダブルスで優勝(パートナーは川崎光)。この2年ほどジュニアツアーで世界を積極的に回り、実力を付けてきた。今年はウィンブルドンジュニア、USオープンジュニアで予選を勝ち上がり、2戦とも本戦で1勝。現在、ITFジュニアランキング38位。その真価が問われる全日本だ。
16歳奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)の底力を思い知らされる試合だった。2時間13分の熱戦。第1セットは3−5の劣勢を挽回し、7−5で奪った。第2セットは4−0から追いつかれ、タイブレークにもつれる嫌な展開だったが、見事に勝ちきった。
「4−0で気を抜いたわけではないが、しっかり締められなかったことが、今日の一番悪かった点」と反省したが、並の選手なら、リードを吐き出した時点でトーンダウンしてしまうところ。
男子シングルス2回戦で興味深い新旧対決が実現する。過去4度優勝の第2シード、本村剛一(北日本物産)の初戦の相手は、今年の高校総体、全日本ジュニアのタイトルを獲得した18歳の守屋宏紀(荏原SSC)。2人は今年、フューチャーズで3度顔を合わせて、3度とも本村が勝っている。ただ、9月の大阪では守屋が1セットを奪うなど、試合はいずれも接戦だった。全日本という大舞台での4度目の対決は、センターコートの第2試合。今大会で3番目の年長選手となる34歳の本村にとって侮れない若手が初戦で待っている。
曇り空、底冷えのする寒さの中、有明テニスの森公園では熱戦が繰り広げられた。今日は大きな番狂わせが二つ。男子シングルスで第2シードの本村剛一(北日本物産)がワイルドカードで出場の18歳、守屋宏紀(荏原SSC)に敗れ、女子シングルスでも第2シードの藤原里華(北日本物産)が宮崎優実(亜細亜大学)に足をすくわれた。また、今季限りでの現役引退を表明していた寺地貴弘(旅ポケドットコム)は岩渕聡(ルネサンス)に敗れた。注目された男子の新鋭対決では、17歳の江原弘泰(Fテニス)が左足を痛め、途中棄権。20歳の杉田祐一(三菱電機)が3回戦に進出した。
全日本を2度ずつ制したチャンピオン同士のカード、本来なら優勝を左右する大熱戦が期待されるはずの岩渕聡(ルネサンス)対寺地貴弘(旅ポケドットコム)。しかし、これが残念ながら、29歳寺地の早すぎる全日本引退試合となってしまった。さる6日に自身のブログで現役引退を発表して臨んだ、寺地最後の個人戦。4歳年上にして今大会の優勝を狙う第3シードの岩渕と2回戦で当たる厳しいドローにも、寺地は「優勝経験者、デ杯のチームメイトだった岩渕さんが最後の相手で、納得がいった」と、さばさばしていた。
…全日本優勝とデ杯での活躍の功績をたたえるセレモニーが、今大会最終日に行われる。
男子選手の中で2番目に若い高校3年の守屋宏紀(荏原SSC)が2年ぶりに出場した全日本で、優勝4度の第2シード、本村剛一(北日本物産)をストレートで破る金星を挙げた。高校総体、全日本ジュニア(18歳以下)を制して、ワイルドカードをもらっての出場。まだ幼さの残る18歳は、「相手のことを意識せずにできた」とセンターコートでの試合を振り返った。
本村と対戦するのは4度目。今年は9月からフューチャーズの大会に挑んで、3大会連続で2回戦で当たっていた。初対戦では第1セットを奪いながら逆転負け。その後の2試合は競り合いながらも、セットを取れずに連敗。威力のあるバックハンドのクロスを駆使する34歳のベテランに、少し苦手意識が芽生えかけていた。
17歳3カ月と、シングルスで大会最年少の江原弘泰(Fテニス)が第9シードの杉田祐一(三菱電機)に挑んだ2回戦。1回戦でベテラン佐藤博康(フリー)を破った勢いをそのまま持ち込み、格上の杉田を相手に大健闘を見せた。
「最初から攻撃的に行こうと思っていた」。試合前の戦略通り、江原は試合開始からエンジン全開。杉田のショットが少しでも浅くなると、破壊的なフォアハンドが次々とサイドラインぎりぎりに刺さっていく。主導権を握った江原は、セット終盤の第8ゲームをブレーク。6ー3で第1セットを奪った。
1番コートの第1試合では、注目のクルム伊達公子(エステティックTBC)が3回戦に臨む。相手は学生王座決定試合で3連覇を達成した早稲田大学のエースで、3月の全日本室内で準優勝した青山修子。クルム伊達は、復帰戦となった4月のカンガルーカップ予選2回戦で青山と対戦している。この時はクルム伊達が勝っているものの、青山は第2セットを奪う健闘を見せている。初戦の2回戦を簡単に突破したクルム伊達だが、青山も1回戦は宮村美紀(ミヤムラテニスセンター)、2回戦では第14シードの田中真梨(フリー)にともに快勝しており、好調だ。クルム伊達にとって最初の関門になりそうだ。
朝から厚い雲が立ちこめた東京・有明。各コートで第2試合が始まった頃から雨が降り出し、試合は中断。未消化のシングルスはセンターコートに移動して試合を行ったが、男女ダブルス、混合ダブルスは1試合を除き順延となった。この日、初戦を迎えた男子シングルス第1シードの添田豪(ミキプルーン)は、山本哲弘(イカイ)に快勝。前回覇者で第8シードの鈴木貴男(高木工業)も、小山慶大(早稲田大学)を圧倒する好発進を見せた。女子シングルスでは、第7シードのクルム伊達公子(エステティックTBC)が青山修子(早稲田大学)に逆転勝ち。16歳の奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)は第15シードの前川綾香(フリー)を破り、昨年に続いて準々決勝に進出した。また、第12シードの岡田上千晶(ロイヤルSCテニスクラブ)が第6シードの米村明子(荏原製作所)を破り、初の8強入りを決めた。
昨年の覇者、鈴木貴男(高木工業)がセンターコート第1試合に登場した。初戦の相手は小山慶大(早稲田大学)。昨年の初戦では同じ早稲田大学の吉備雄也相手に手こずった鈴木だが、この日は危なげなく小山を一蹴。6−0、6−2の完勝で初戦を突破した。
「昨年の経験を糧にリラックスして試合に挑めた。(対戦相手の小山は)いつも練習している相手ということもあって、楽しく試合ができた」という鈴木は、ショットの出来を一つ一つ確認するようにポイントを積み重ねていく。立ち上がりの第1ゲームをブレークすると一気に6ゲームを連取する。
「例年よりは緊張しないでプレーできた」。優勝候補の本命、第1シードの添田豪(ミキプルーン)が迎えた初戦。山本哲弘(イカイ)との2回戦は添田が格の違いを見せ、65分で勝利。念願の初タイトルへ向けて幸先良いスタートを切った。
第1セットは第6ゲームまでサービスキープが続く。均衡が破られたのは第7ゲーム。それまでは添田相手に互角の打ち合いをしていた山本だが、30−30からの大事なポイントで痛恨のダブルフォールト。添田はこのワンチャンスを生かし、ブレークに成功する。第9ゲームも連続でブレークし、第1セットを6−3で制すると、第2セットは6−0。怒とうの10ゲーム連取であっさり試合を片付けた。
クルム伊達公子(エステティックTBC)の「集客力」は高い。寒い朝だったが、1番コートの観客席はあっという間に埋まった。この日の相手は青山修子(早稲田大学)。学生テニス界のトップクラスで、4月のカンガルーカップ(予選)では伊達から1セットを奪っている。クルム伊達は早稲田大コートで練習することも多いため、青山は、その球質もよく知っている。実はやりにくい相手だったかもしれない。「冷え性なのでカラダが温まらず、相手に調子を合わせてしまった」というクルム伊達は、序盤調子が上がらない。ストローク戦でミスを連発し、第1セットを落とした。
奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)が、試合巧者の第15シード前川綾香(フリー)をストレートで下して準々決勝に駒を進めた。2年連続での8強進出だが、「去年は力を出し切って、一杯いっぱいのベスト8。今年はもうちょっと自分の力が出せると思うので、去年とは違う」。手ごたえを感じての準々決勝進出だ。
第1セットは互いに相手サーブを破るブレーク合戦。奈良が5−2と先手を取ったが、「余裕があったので、あまり考えずにリスクを犯して打ちにいってしまった」と、ここから強打一本やりの単調な攻めになった。粘り強く返球する前川の逆襲をくらって5−6。
女子シングルスで順当に勝ち上がるクルム伊達公子(エステティックTBC)が、センターコート第1試合で奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)の挑戦を受けて立つ。奈良が生まれた1991年はクルム伊達が初めて全日本に優勝した年というのも何かの因縁か。16歳10か月の奈良はジュニアタイトルを総なめして、先月にはチャレンジャー大会で初優勝を飾っている。若さと勢いでクルム伊達にぶつかっていきたいところ。クルム伊達は91〜92年と連覇して以来の全日本出場となり、大会での連勝を14に伸ばしている。38歳のベテランと伸び盛りの若手の初対戦。準々決勝で当てるのがもったいないような対戦だ。
久しぶりに明るい日差しが降り注いだ東京・有明テニスの森公園。この日は女子シングルス準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出そろった。第1シードの中村藍子(ニッケ)は飯島久美子(北日本物産)に快勝。注目のクルム伊達公子(エステティックTBC)は16歳の奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)に完勝した。第3シードの米村知子(アジアパートナーシップファンド)、第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)も準決勝に進んだ。男子シングルスでは、第1シードの添田豪(ミキプルーン)が98年の覇者石井弥起(ミキプルーン)を振り切り、8強に進出。18歳の高校生守屋宏紀(荏原SSC)は前年準優勝の權伍喜(ミキプルーン)を下した。前年覇者で第8シードの鈴木貴男(高木工業)は右大腿部のつけ根の筋肉を痛め、途中棄権した。
12年ぶりに現役復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)と高校2年の奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)。22歳も年齢差のある相手に、「2人が並ぶと母と娘にしか見えない」と苦笑するクルム伊達だが、「テニスは心技体。テクニックと若さだけではない」と、経験の違いを見せつけた。勢いに乗って勝ち上がった奈良に本来のプレーをまったくさせず、スコア以上に一方的な内容で、16年ぶり出場の大会で準決勝に勝ち上がった。
序盤は權伍喜(ミキプルーン)が主導権を握った。バックハンドスライスを中心に、遅いペースでゲームを組み立てる。守屋宏紀(荏原SSC)も安定感のあるグラウンドストロークで応戦するが、ラリーのペースが上がらないことには流れを引き寄せられない。守屋はサービスを3ゲーム連続で落とし、1-4となった。權が、まったりとした独特のテンポで「自分の世界」を作ろうとしていた。
2回戦で寺地貴弘(旅ポケドットコム)を破った第3シードの岩渕聡(ルネサンス)と、江原弘泰(Fテニス)を下した第9シードの杉田祐一(三菱電機)。シード選手同士の3回戦は、杉田の頑張りでファイナルセットにもつれ込んだが、実績と経験に勝る05、06年のチャンピオンが20歳の挑戦者に貫録勝ち。順当に準々決勝に駒を進めた。
優勝候補の残念な途中棄権だった。2回戦で今日の相手と同じ早稲田大学の小山慶大を下し、連覇に向けて視界良好と見られていた鈴木貴男(高木工業)だったが、右大腿部のつけ根の筋肉を痛め、第2セット第2ゲームが終わったところで試合をストップした。
女子シングルス準決勝で、第1シードの中村藍子(ニッケ)と第7シードのクルム伊達公子(エステティックTBC)が対戦する。大会2連覇を目指す中村は3年連続4度目の準決勝進出。対する伊達は16年ぶりの全日本だが、過去6回の出場で5度、準決勝に勝ち上がっていて、今回が6度目のベスト4になる。2人はクルム伊達の復帰戦となったカンガルーカップの準々決勝で初めて対戦、中村がフルセットで敗れて悔し涙を流した。しかし、翌週の福岡国際女子では、中村がストレート勝ちで雪辱。今季の対戦成績は1勝1敗の互角だ。
小春日和となった有明テニスの森公園。女子シングルスは準決勝2試合が行われ、注目のクルム伊達公子(エステティックTBC)が第1シードの中村藍子(ニッケ)に完勝、16年ぶり3度目の決勝進出を決めた。第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)は、第3シードで05年準優勝の米村知子(アジアパートナーシップファンド)を破って初の決勝進出。男子シングルスは準々決勝。第1シードの添田豪(ミキプルーン)は第7シードの岩見亮(北日本物産)に快勝し、3年ぶり3度目の準決勝進出。ワイルドカードで出場した18歳の高校生、守屋宏紀(荏原SSC)は第6シードの松井俊英(ミキプルーン)を下す連日の殊勲で初の4強入りを決めた。高校生の4強入りは92年のトーマス嶋田以来、16年ぶり。岩渕聡(ルネサンス)と伊藤竜馬(ミキプルーン)も4強入りを決めた。
38歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が、センターコートを軽快に走り回った。2連覇を狙う第1シード中村藍子(ニッケ)との準決勝は、ともにナイスショットを連発する好試合。緊張感あふれる中、速い展開で攻め合ったが、「今の伊達さんはコートの中をしっかり走れている」と中村を驚かせた守備力を発揮したクルム伊達が、ストレートセットで前回女王を退けて、決勝に勝ち上がった。
速いフラット系のボールを駆使して積極的にポイントを取りにいく第3シードの米村知子(アジアパートナーシップファンド)。緩急をつけたトップスピン系のボールで相手のミスを誘う第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)。対照的なプレースタイルの両者が対戦した準決勝は、瀬間が米村の攻撃をかわしながらポイントを重ね、ストレート勝ち。初の決勝進出を果たした。
日本テニス界の将来を担う若き才能が、2回戦、3回戦に続き、素晴らしいパフォーマンスを見せた。この日の相手は第6シード松井俊英(ミキプルーン)。守屋宏紀(荏原SSC)はシャープなグラウンドストロークと、18歳とは思えぬ戦術眼で、4年連続4強の松井に対抗。3時間16分、フルセットの激戦を制し、準決勝に駒を進めた。
女子シングルス決勝は、第7シードのクルム伊達公子(エステティックTBC)と第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)の顔合わせ。クルム伊達は16年ぶり3度目、瀬間(友)は初めての決勝となる。「全日本を一つの目標としてやってきた」と話すクルム伊達は、38歳という年齢を感じさせない動きで、危なげなく勝ち上がってきた。第1シード中村藍子(ニッケ)との準決勝でも、中村に「動き勝ち」という快勝だった。一方、粘り強い守備が持ち味の瀬間(友)は、準決勝までの4試合で1セットも落とさぬ快進撃。8セットを戦って計19ゲームしか相手に許していない。初対戦となる2人だが、低い弾道のショットで速い展開を見せるクルム伊達の攻撃力と、相手に簡単にはポイントを与えぬ瀬間(友)の守備力の勝負になりそう。瀬間(友)の左利き独特のスライスサーブ対策も試合のポイントになる。クルム伊達が優勝すれば2連覇を果たした1992年から15年のブランクを挟んでの「出場大会3連覇」という快挙となる。
午前中は日差しがあった有明テニスの森公園だが、午後には雨が降り出し、男子ダブルス1試合が翌日に順延となった。女子シングルス決勝では、12年ぶりに現役復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)が、初優勝を狙う瀬間友里加(ピーチ・ジョン)を下し、16年ぶり3度目の優勝。男子シングルス準決勝では、第1シードの添田豪(ミキプルーン)が、過去2度優勝のベテラン岩渕聡(ルネサンス)を逆転で下し、3年ぶりの決勝進出を決めた。第3シードの伊藤竜馬(ミキプルーン)は高校生の守屋宏紀(荏原SSC)を破り、初の決勝に進んだ。混合ダブルスは、佐藤博康(フリー)、岡本聖子(島津製作所)組が篠川智大(亜細亜大学)、井上明里(早稲田大学)組を下し、3年ぶりの優勝を飾った。
12年ぶりに現役に復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)。「まさかここまで来れるとは思わなかった」という決勝の舞台で、本当に楽しそうにプレーした。ウイナーを狙ったショットをネットにかけると、くるりと後ろを向いて天を仰ぎ、苦笑する。感情を素直に表しながらのプレーは、徹底して勝ちにこだわっていた以前とは、大きく変わった点だ。
ただ、「勝負事が好き」なのは変わらない。勝つために全力を尽くす。相手の瀬間友里加(ピーチ・ジョン)を分析して、決勝に臨んだ。「フォアには、低くてスピンをかけにくいボールを送る」「ボールが浮いて返ってきたら、落とさないでネットに展開する」「ダウンザラインを多めに入れる」。左利き特有のスライスサーブにはスライスのリターンを多用して対応した。作戦を立てると、自分のテニスを見失うことなく、それを実行できるのがクルム伊達の強さといえる。
男子の出場選手中、下から2番目の年少という神奈川・湘南工科大付高3年の守屋宏紀(荏原SSC)の快進撃がついに止まった。2回戦からシード選手3人を連破して、高校生としては16年ぶりの準決勝進出だったが、2歳年上の伊藤竜馬(ミキプルーン)がその前に立ちふさがった。
前日の準々決勝で3時間16分の長い試合を戦った守屋に少し疲れがあった。「気持ちでは試合を楽しみにしていたのに、動きが遅い部分があった」。試合では、立ち上がりから持ち味の強打で攻め込んでくる伊藤に押された。「ストロークにスピードがあるので、それに対応できなかった部分があった」という第1セットは、第1ゲームでいきなりサーブを破られた。
「引くことなく、岩渕さんとがっぷり四つに組んで、最後は押し出したい」。これは準々決勝後の添田豪(ミキプルーン)の言葉だ。第1セットこそ簡単に失ったが、第2セット以降は岩渕聡(ルネサンス)相手に一歩も引かない、まさに「がっぷり四つ」のプレーを繰り広げた。第1シードが、悲願の初優勝に向けて大きな壁を乗り越えた。
「最初から飛ばしていく」。添田の意気込みとは裏腹に、スタートダッシュを見せたのは岩渕の方だった。第4ゲームで添田のサーブを破ると、第6ゲームも連続ブレーク。6−1で第1セットを先取する。しかし第2セットに入ると添田が本来の調子を取り戻す。「自分のサービスゲームをキープして、食らいついていくことを意識した」と添田。両者一歩も譲らぬまま突入したタイブレークは、4度のミニブレークに成功した添田が制し、1セットオール。勝負は最終セットに持ち込まれた。
男子シングルス決勝は第1シードの添田豪(ミキプルーン)と第4シードの伊藤竜馬(ミキプルーン)の顔合わせ。奇しくも、同じ実業団チームに所属する選手同士の対決となった。添田にとっては05年以来2度目の決勝。これまでは常に優勝候補に挙がりながら、あと一歩のところで栄冠を逃してきた。大舞台で意外なもろさを露呈することもあったが、今大会では落ち着いたプレーでランキング通りの実力を発揮している。準決勝の岩渕戦では見事な逆転勝利。決勝に向けては「よく知っている相手だし、自分の力を出しやすいと思う」と自信をうかがわせた。
最終日も朝から雨に見舞われた有明テニスの森公園。屋根を閉めたコロシアムに8000人近いファンが詰めかけ、熱戦が繰り広げられた。ともに初優勝のかかった男子シングルス決勝では、添田豪(ミキプルーン)が伊藤竜馬(ミキプルーン)に逆転勝ち。天皇杯を初めて掲げた。女子ダブルス決勝ではクルム伊達公子(エステティックTBC)/藤原里華(北日本物産)が優勝。クルム伊達は単複制覇となった。男子ダブルスでは、第1シードの岩渕聡(ルネサンス)/松井俊英(ミキプルーン)が2年連続3度目の優勝を飾った。
伊藤竜馬(ミキプルーン)の強打がベースラインを割った瞬間、ラケットを頭上に放り投げ、両手で顔を覆った。苦しい試合だった。第1セットを失った時、「(今回も)取れないのか」と不安が一瞬よぎった。しかし添田豪(ミキプルーン)はあきらめることなくボールを追い続けた。第2セット以降、タイトルへの執念が流れを変えた。準決勝に続く逆転勝ち。欲しかった天皇杯をようやく手中に収めた。
クルム伊達公子(エステティックTBC)、藤原里華(北日本物産)組が、この大会で一番のプレーを決勝戦で披露した。2人で常にネットを取る積極的なプレーで、藤原が攻撃的なボレーを決めれば、ベテランのクルム伊達がドロップボレー、アングルボレーと技を見せた。強打が持ち味の米村明子(荏原製作所)と米村知子(アジアパートナーシップファンド)の姉妹ペアをネットプレーで圧倒して、優勝を飾った。
第1シードの岩渕聡(ルネサンス)、松井俊英(ミキプルーン)組が、2年連続3度目の優勝を飾った。「今までで今年が一番よかった」と松井が振り返った決勝までの5試合は、1セットも失わず、6−6でタイブレークに持ち込まれることもない、ほぼ完璧な内容だった。
このタイトルで岩渕は、坂井利郎、平井健一と並んでいた個人のダブルス最多優勝回数で、単独トップに立つ7度目となった。初優勝の1997年は鈴木貴男、99年はトーマス嶋田、2000年と02年は高田充。松井を加えると4人とペアを組んでの快挙。岩渕は「記録を意識していたので、達成できてほっとしてます」と7度目のタイトルを喜んだ。
開催後の記事を掲載します