女子シングルスは、この日からシード選手が登場する。第1シードの中村藍子(ニッケ)は、川村美夏(早稲田大学)と対戦。川村は予選を勝ち上がり、大学生同士の対戦となった本戦1回戦では大西香(園田学園女子大学)を3セットで振り切った。技術のある選手だけに、勢いに乗せるともつれる可能性もある。
この日、最も注目されるのは、去年の女子シングルス覇者で第5シードの高雄恵利加(北日本物産)と15歳奈良くるみ(大阪産業大学附属高校)の対戦だろう。今季はフェドカップ代表に初めて選ばれ、白星を手にした高雄。もちろん今大会も優勝候補の一人だが、初戦の相手が伸び盛りの奈良というのは楽なドローではない。奈良は1回戦の試合後、「失うものはないので、思い切ってプレーしたい」と話した。積極的なプレーでリズムに乗ると、高雄も手を焼くだろう。
男子シングルスは1回戦がスタート。注目は、予選を勝ち上がった佐藤文平(早稲田大学)とワイルドカードで出場の16歳・鈴木昂(SIC)の対戦だ。ジュニアデビスカップ代表の鈴木が、06年のインカレチャンピオン佐藤に挑む構図。常に自分からポイントを取りにいく鈴木の積極性が、安定感のある佐藤にどこまで通用するか、楽しみな対戦だ。
そのほかには、女子ダブルスに、今年のウィンブルドンジュニアのダブルスで準優勝した土居美咲(JITC)/奈良くるみペアが登場する。相手は清水咲子(チームZIP)/萩本愛里(オーサンスTC)。予選では大学生ペアを連破して本戦に勝ち上がった土居/奈良が、どこまで食い下がれるか。
広報委員・フリーライター 秋山 英宏